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![]() 『神様のカルテ』 著:夏川草介 信州の小さな病院で働く内科医。 ここでは常に医師が不足している。 専門外の診療や、睡眠が3日取れない事も日常茶飯事。 そんな医師に母校の医局から誘いの声が掛かる。 大学に戻れば、休みも増え 最先端の医療を学ぶ事が出来る。 だけど、大学病院や大病院に「手遅れ」と見放された患者達と 精一杯向き合う医師がいてもいいのではないか・・・。 神の手を持つ医者はいなくても、この病院では奇跡が起きる。 著者は、現役のお医者さんです。 医療の現実、終末期治療や命といった重いテーマが さわやかに優しく描いてあり、 著者自身の体験と姿を色濃く重ねてるであろう この物語が リアル以上に胸に迫るものがありました。 死にゆく人に、可能な医療行為を全て行う事が 良いものなのか考えさせられました。 止まりかけた心臓も呼吸も、現代の驚異的な技術を用いて 全ての医療を行えば命をつなぐ事は出来ます。 でも心臓マッサージで全ての肋骨は折れ、数々のチューブをつなぎ 大量の薬を投与し、孤独な病室で機械にまみれながら呼吸する事が 「生きる」という事なんだろうか・・・。 だけど家族の誰かの命が消えかけたとしたら 「出来る事は全てやって下さい。」と、 きっと私は懇願すると思う。 矛盾だらけで、難しい。 是非、読んで欲しい1冊です。 ▲
by ayumi-k1211
| 2009-12-19 17:03
| book
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