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『沈まぬ太陽』 1~5巻 著:山崎豊子 1.2巻 「アフリカ篇」 上・下 3巻 「御巣鷹山篇」 4.5巻 「会長室篇」 上・下 「この作品は、多数の関係者を取材したもので 登場人物や各機関・組織などの事実に基づき、小説的に再構成したものである。」 という、但書きから始まります。 日本を代表する航空会社、「日本航空(JAL)」の内情を描いた作品。 (文中では「国民航空」となっています) ある男性が日航の労働組合の委員長を引き受けたがために、 彼の人生を左右させるほどの人事差別を受けていきます。 10年に渡る歳月を、アフリカでたらい回しにさせられながら耐える「アフリカ篇」 史上最大の事故、【日本航空123便墜落事故】を忠実に描いた「御巣鷹山篇」 経営立て直しのために就任した会長を支えるため、 会長室の部長として社内の暗部と格闘する「会長室篇」 中でも「御巣鷹山篇」は忠実過ぎて、圧巻です。 機長のアナウンスが衝撃音で終わっているボイスレコーダー。 墜落時に書いた、家族宛ての遺書。 片腕だけでの葬儀。 被害者としての扱いを受けられなかった、パイロットや客室乗務員。 簡単に電卓で出される、被害者の値段。 25年経った現在、どれだけ世間の関心が風化していっても 遺族の悲しみに時効なんて無いのです。 だからこそ絶対に忘れちゃいけない事故なんだと強く思いました。 こんなに、胸を突いた本は初めてです。 何度も気持ちが折れそうになり、何度も泣きました。 私の「本」 №1。 これは絶対に読んで欲しいです。
by ayumi-k1211
| 2009-02-20 16:41
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